「あなたエンパスなんじゃない?」って言われたんだけど
エンパスって一体何なの?
HSPとも言われたことがあるけど、どう違うの?

ようこそエンパスの世界へ!
私が自分自身がエンパスなのだと気づいてから10年以上が経ちますが、最初にこの言葉を知った時、
自分と同じような感覚を感じている人たちが存在するのだと知って
とても安心したのを覚えています。
この記事では長年のエンパスとしての経験と
スピリチュアルや心理学の学びで学んだ
エンパスの言葉の定義と特徴をシンプルにまとめた後に、
よくエンパスと混同されるHSPとの違いをまとめています。
次に、エンパスという言葉を世の中に広めた方々の著書をご紹介し、
最後に最近出てきたエンパスにまつわる言葉の説明もしていますので、
ぜひ読んでみてくださいね。
エンパスとは


エンパスの語源と定義
エンパス(Empath)とは英語の ”Empathy” =共感、共感能力から来た言葉で、人並外れて共感能力が高く、人の気持ちを自分のもののように感じたり、他者の気持ちやエネルギーの影響を受けやすい人のことを言います。
エンパスの特徴
エンパスの特徴としては様々なものが挙げられますが、一般的によく言われるものは以下の通りです。
・相手が感じていることが直観的に分かる
・人の話を聞いていると自分の気持ちと他者の気持ちの境界線が分からなくなる
・人の体験談を聞いているとあたかも自分も同じ体験をしたかのように体感を持って感じる
・人の影響を受けすぎて自分の本心が分からない
(他者と自分の境界が曖昧)
・人混みに入るとどっと疲れてしまう
・残酷なニュースやホラー映画が極端に苦手
(被害者や登場人物がしている体験を体感を持って感じてしまうから)
・相手の気持ちと読みすぎて疲れてしまう
・人の嘘が分かる
・場所や土地のエネルギーを感じちってしまうので病院や殺伐とした場所が苦手
など…
これらの特徴の結果として、心を病んでしまいやすい傾向や身体や心が弱い人と言われてしまうこともありますが、病気ではなく、気質や人の特徴の一つだと考えられています。
エンパスとHSPの違い


エンパスとHSPは似たような気質を表すので、自分がどちらなのか分からなかったり、定義自体に混乱が起きることがあります。
どちらとも「感受性が高く、繊細である」という特徴がありますが、一般的にはHSPは心理学的な概念、エンパスはスピリチュアル的な概念と言われています。
筆者の体感としては、HSPはより知覚(聴覚・視覚・嗅覚など)が敏感、エンパスはより人の感情の動きに敏感であり、両方の特徴を持つ人もいるという印象です。
以下に今まで自分が学んだり、実際に当事者にお会いして感じたHSPとエンパスの違いを簡単にまとめてみます。
HSPとエンパスの比較表
HSP | エンパス | |
提唱者(研究者) | エレイン・アーロン(心理学者) | ジュディス・オルロフ(精神科医) ローズ・ローズトゥリー(著者) |
分野 | 心理学 | スピリチュアル |
特徴 | 視覚・嗅覚・聴覚など知覚が敏感 またそれらを左脳で論理的に捉える | 人の感情の動きやエネルギーに敏感。 特にそれらを自分のもののように感じる。 また、論理よりも直感的に物事を捉える |
分かりやすいように二つを分けて表にしてみましたが、現段階ではHSPの一つにエンパスがあると捉えられています。
HSPというのが「あらゆるものに対する知覚が鋭敏な人」を意味し、特にその中の「人の感情やエネルギーの知覚が鋭敏な人」をエンパスと呼ぶと考えると分かりやすいでしょう。
エンパスについて書かれた本
『エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう』
エンパスについて、最初に日本で紹介され有名になった本はローズ・ローズトゥリー氏の『エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう」です。
この本では自身もエンパスであるローズ氏がエンパスを
・身体合一型…相手の身体で起きたことを自分の身体で起きたかのように感じる
・身体直感型…相手の身体で起きたことが直感的に分かる
・感情合一型…相手の感情を自分のことのように感じる
・感情直感型…相手の感情が直感的に分かる
・知的自己変容型…人の考えに合わせて行動してしまう
・霊的合一型…相手のスピリットと繋がり、その人を援助できる
参考サイト:
の6つの型に分類しています。
また、エンパスの共感能力を上手にコントロールするためのワークもいくつか紹介されており、長い間、多くのエンパスの必読書となっています。
LAの人気精神科医が教える共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本
ご自身もエンパスである精神科医のジュディス・オルロフ氏による本。
エンパスについてはスピリチュアルな文脈で語られることが多い中で、現役の精神科医の方が自らの経験と今まで診てきた患者さんの体験を元に書いてくださっている画期的な本です。
エンパスがよく体験しがちな状況とそれに対しての対処法やワークが具体的にまとめられており、エンパスにまつわる悩みはこれ一冊読めば解決すると言っても過言ではありません。
医学的・科学的な視点を持ちながら、目に見えないエネルギーの世界の影響もバランスよく取り入れて書かれた良書ですので、エンパスの方がご自分を理解するために最初に読む本としてもオススメです。
逆エンパス・ダークエンパスとは


最近では逆エンパス、ダークエンパスという言葉も聞くようになりました。
以下に簡単にその特徴をまとめてみます。
逆エンパス
逆エンパスという言葉をどなたが言い出したものなのか筆者は知りません。
ただ、様々な情報によると「エンパスと同じように他者の感情に深く共感することができるが、他者の感情やエネルギーを受動的に吸収するのではなく、自らもエネルギーを発することで相手の感情やエネルギーを吸収し理解する」タイプのエンパスのことを言うようです。
通常のエンパスに比べて他者への影響力が大きく、それが故のトラブルに巻き込まれることもあります。
また、他者の感情やエネルギーを察知・吸収しすぎて疲れてしまうなどの特徴はエンパスと同じであることも多いです。
しかし、自分をエンパスだと認識するにはしっくりこない部分があり、「自分が発信者である」という部分を自覚し、それを良い方向に伸ばすとより生きやすくなる傾向があります。
ダークエンパス
ダーク・エンパスはイギリスの大学の研究によって生まれた言葉です。
相手の心理的状況を深く・直感的に理解する能力を持っていますが、同時に社会で受け入れ難いと言われるような人格的特徴を持っている人たちのことを呼びます。
ダーク・エンパスは表面的には外交的で好感度が高いそうです。しかし、相手の心理的状況を深く理解できる能力を使って相手を陥れたり、自分の望むように動くよう仕向けたりするなどの行動が見られます。
また自信過剰で大きなことを語ったり、傲慢であったり、人からの尊敬を求めたりとナルシシストの要素を持つ傾向がある、悪意のあるユーモアを言うなどの特徴があります。
まとめ
以上がエンパス当事者が客観的な情報と自らの体験からまとめたエンパスの特徴とHSPとの違い、そして最近出てきたエンパスにまつわる用語の説明でした。
以下にまとめてみますね。
・エンパスとは人並外れて共感能力が高く、
人の気持ちを自分のもののように感じたり、
他者の気持ちやエネルギーの影響を受けやすい人のこと
・HSPとの違いはHSPは知覚が鋭敏、
エンパスは他者の感情の動きに鋭敏(かつそれを体感として捉える)
・HSPは心理学の言葉。エンパスはスピリチュアル分野で使われる言葉。
・HSPの一部にエンパスがいるという解釈が最近されている解釈。
・エンパス以外にもエンパスの能力を悪用する人格を持つ「ダークエンパス」、
自らエネルギーを発しながら他者の気持ちの動きを感じとる
「逆エンパス」がいると最近は言われている。
このブログではエンパスだけど、お出かけ大好きな子連れママが子連れ旅情報やエンパスが楽に生きるコツなどを発信しています。
他の記事もぜひ読んでみてくださいね。
]]>